心理学に長けているわけじゃないけれど、私は人の観察と分析が好きだ。人間関係で苦労してきたのが幸いし（？）、その分析は結構当たると思う。私が初対面で「この人とは距離を置いた方がいいな」と思う人は、どんなにその人が周りから慕われていようとも、その後必ずと言っていいほど、「あぁ、やっぱりコイツはこういうヤツだ、距離を置いててよかった」と思うような出来事が起こる。逆に、周囲の評価が低い人でも、「この人とはこういう風につきあっていけば大丈夫」という付き合い方をしていけば、心を開いてくれて実はものすごいいい人だったりする。有難いことに、それらの直感が外れたことは、殆どない。

最近私が「うーん、ちょっと…」と思うのは、カギ型と錠前型のペアネックレスをしているカップルである。もしあれを男性が女性に贈るんだとしたら、その女性は気を付けたほうがいい。きっとその男性は、マゾである。しかもちょっと変態志向の入ったマゾだ。逆に女性が男性に贈るんだとしたら、その男性は気を付けたほうがいい。カギは束縛の象徴であるため、その女性は束縛女である可能性が高いからだ。もしくは二人で一緒に買いに行き、二人でそのネックレスを選ぶのだとしたら…、きっとそのカップルは周囲に対する気配りの苦手な、狭い世界で生きているタイプのカップルだ。こういうタイプのカップルが隣に住んだら…きっと夜中でも音楽をガンガン鳴らしたり、公共のスペースに自分たちの荷物を見境なく置いたり、きっと周囲を困惑させる行動を起こすはずだ。そうなったらもう、運が悪かったと諦めるしかない。

あくまで私の個人的な見解なので、鵜呑みにはしてほしくないが、結構当たっていると思う。

そもそもそのネックレスについたカギで錠前を開けたところで、「で？」ってならないんだろうかという素朴な疑問も残るが。